更新日:2018年12月8日
ヤマザキコーチです。
以前テレビかなんかのニュース?か、話で聞いたかは忘れましたが、あるスポーツ団でコーチが選手に対して、
(やってほしい練習をやってあげるからやってほしい練習を言いなさい。)みたいなことを言うコーチがいたみたいです。
僕はすぐに人の発言や行動に対してはどのような意図があるかを考えてしまいます。だからこのことを聞いた時にこのコーチはどういう意図を持って選手にこの声掛けをしたのかな?と考えました。
例えばこの選手がある程度自分でコーチの言葉を理解し行動に移せる年代であれば、面白い質問だと思いました。
が、これがそうでない年代の選手やいわゆるコーチが正しい選択肢を与えてあげることによってどんどん成長していくゴールデンエイジ年代であれば選手の捉え方は変わってくると思います。
僕たちコーチは選手達が成長していく手助けをする責任があります。選手に練習メニューを問い、その練習メニューをこなしていくというのはどうなのか?と?がついてしまいます。
選手が自分の好きな練習メニューを言った場合、そればかりしていてその選手の成長過程が見られるのか?
僕はゴールキーパーの指導をしていますが、たまにプロの練習風景でも選手同士でアップや練習をしているのをみかけますがセービング(左右にきたボールに対する練習)の際にボールを投げる側が立ったまま腰の高さ辺りからフワッとしたボールを投げてメニューをこなしている風景が見受けられます。
もちろん意図があってのことだと思うのですが、練習って、なんの為にするのか?って考えた時に、勝負のかかった本番で如何に練習通りのパフォーマンスが披露できるかだと考えています。でも前述で挙げた練習風景って、本番の為の練習ではなく、練習の為の練習にも見えてしまいます。
実際の試合で腰の高さ辺りからフワッとしたボールが左右に飛んできたらゴールキーパーはどうするかと言うと、わざわざセービングをしなくてもサイドステップでキャッチできるので如何に確実に、そして次の行動(攻撃)に早く移れる選択をします。
腰の高さ辺りから来るボールって試合中で言えばボレーシュートに該当しますが試合中に実際ゴールに向かってくるボールってもっと低い位置からの弾道でくるのでボールを投げる側も腰を落として低い位置から早くて強い弾道のボールを投げる必要があります。
指導者ライセンスを持っているから指導が上手いとか指導者ライセンスは持っていないが過去の実績や経験があるから指導が上手いではなく、常に指導者も選手と共に成長していく必要がありますし、常に色んな情報を仕入れて自分で理解し選手達に落とし込んでいく必要があります。
僕はよくフィールドの選手にどこが決めやすいかとか、どこにキーパーが居たら嫌なのかとか尋ねます。
それはトップチームの選手だけでなく小学生の選手にも同じ熱量で同じ質問をします。
指導者として選手の長所を伸ばし短所をなくすよう、選手に対して常に全力で選手と共に努力し成長していきたいです。
魅力のある練習メニューを構築し魅力のある選手に育っていってほしい。
指導は難しい。だからこそやり甲斐がある。
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