更新日:2016年6月15日
ガットを始めてすぐに来てくれた。
練習中同じ年の小学生がいる時と
練習後2人になっとときでは全く別人のように口数が少なく
あの頃から初対面の人間には人見知りだった。
あの時は小学6年生だったな。
練習後お母さんの迎えが来なくて一緒に待っていたけど
お母さんの電話のやり取りで『早く帰ってもらって!』と言われ
俺に『一人で待っているので先に帰ってください!』と言ったきりどっかに歩いて行った事。その時俺自身どうしたらいいかわからなくてアタフタした事を今でも鮮明に覚えている。
それから徐々に慣れていった
『こんな事言われた!』と困って相談してきた事も多々
当時はそこまで上手くなかった。ただ誰よりも声を出して勝つためにひたむきに戦う姿の原点はあった。
中学に行ってもサッカーを続けながらフットサルも練習後には自転車で通っていた。
高校行って半年くらいサッカーやって『本気でフットサルするわ』て言ってきた。
その時から2人3脚が始まった。
ブラジル遠征に行くってなった時も
『俺ブラジル行きたいけど金がない』
と相談してきたので、どうしようもないのでコーチで雇ったり
俺たち以外練習に誰も来ない時も2人でひたすら一対一、シュート練習、2人組の反復、ビーチ行ったり夜中に筋トレしたり
常に最高学年だった彼の練習相手はいつも年下や自分よりもレベルの低い選手
だから頭を常に使ってプレーする事を学ばせた。
公式戦も常に年下と一緒に出る事が多くいつももどかしくしてチームとしていい成績を残す事はできなかったし、個人としても日の目を見る事はなかった。
少しでもレベルの高い経験ができるようにと、大阪、神戸、仙台、ビーチサッカーと色んな所に連れて行った。
高三くらいになったら対戦しててもスピード、体力で負け、駆け引きの部分で俺がやりたい事をするので全く歯が立たなくなってきた…最初はショックやったなぁ〜プライドがズタズタにされて…
でも、指導者としてはこんな幸せな事はないとも思った。
どんな事があっても俺を信じついてきてくれた。
そんな彼がつい先日大勢の前でプレーする機会を得た。
日本代表になる!
そう言っていた事
今でも思い出す。
まだまだ険しい道のりが待っている。
そんな彼の背中を見て追いかけている後輩達が沢山いる。
彼の挑戦はやっとスタートラインに立ったばっかりだ!
沢山の恵まれた環境にいる事、彼を支えてくれている周りの方々に感謝します。
これからもご支援の方よろしくお願いいたします。
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